インストラクターコラム グローブを選ぶときには
KISヨットスクール新西宮インストラクターの米谷です。
今回は、「グローブを選ぶときには」と題して、経験も踏まえてお伝えします。
手を保護するために着用するというのが、グローブの一番の目的です。
セーリングクルーザー、ディンギーともに、レースに参加するなどの競技性が高くなるほど、
グローブの着用が必須になってきますが、
根本的に向き不向きがありますので、それをお伝えします。
セーリングクルーザー
とりあえずということで、軍手のような伸縮性のあるグローブを持参される方がいらっしゃいますが、オススメ出来ません。
ウインチ装備のある艇では、ウインチとウインチに巻き付けたロープの間に
グローブの指先が挟まってしまうと、ロープを引き込むたびに、
どんどん巻き込んでいってしまいますので、とても危険です。
人工皮革、合成皮革などの素材で作られている伸縮性のないグローブを使いましょう。
伸縮性のないグローブであれば、指先をカットしていないものであっても、
巻き込むことはありませんので安心です。
ちなみに、当ショップで販売しているグローブは、
すべてセーリングクルーザーに適したグローブです。
ディンギー
スロープから出艇する、セーリング中に波しぶきをかぶる、などで
着用しているグローブはすぐに水浸しの状態になります。
セーリングクルーザーで適している伸縮性のないグローブでも、もちろん使えます。
ただ、水浸しになった皮革グローブで、水浸しになったロープを引くときには、
かなり滑りますので、通常よりも握力が必要になる場合があり、長時間になるほど疲れます。
ディンギーの場合には、ウインチ装備がありませんので、
手のひら全体に滑り止めのゴムが張り付けてあるグローブがオススメです。
ホームセンターなどで販売されているグローブですね。
水浸しのロープでもしっかりグリップしてくれますので、楽にロープコントロールが出来ますよ。
ということで、根本的なグローブの選び方でした。
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